2020年の改革が意味するもの

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私たちは今まで知識を詰め込む教育
の中で育ってきた。
多くのことを知っている、公式を
使って答えを導き出せる歴史上の
重大な出来事が起こった年号を
覚える。
そして、その答えはいつも一つ
だと教えられてきた。
1989年のベルリンの壁崩壊、
ソ連邦解体と歴史の変動が
始まったころから日本においても
バブル崩壊と共に高度成長時代から
受け継がれてきた企業の年功序列
システムが崩れた。
それまでは年齢を重ねるごとに
給与が増えることが約束され、
定年後は多額の退職金と年金での
悠々自適な生活が約束されていた。
しかし、この時期を境に
全てが一変し、その常識が
覆されてきた。

そして、遅ればせながら教育の
分野にも、ゆとり教育の失敗という
遅れもあったがその流れがやってきた。

ニュースで度々伝えられている
2020年の大学入試改革だ。

現代の小中高の教育指導要綱なる
ものは大学の高き門をどうクリア
するかを目標にしている。

まだ、この改革の内容が明確示されて
はいないが知識偏重から創造性を
試されるものになることは
間違いない。

2002年以降に生まれてきた
子供たちは私たち大人が経験した
ことがないことを試されることになる。

例えば、次のようなことだ。
2001年に発生したアメリカ同時多発
テロで倒壊した世界貿易センタービルの
写真があり「この事件が世界に及ぼした
影響について800字で述べよ」という
問いが投げかけられる。

ここではアメリカだけでなく中東の歴史
イスラム教の知識、そして自分の体験
考えをもとにした意見を書くことが
求められ。

答えは一つだけでなく、多様性が求められる。
回答からその人の中にどれだけの知識の泉が
あり、それをどのように組み立てることが
できたかが評価の対象となる。

まさに創造性を発揮するための総合的な
能力が試されるのである。
極端なことを言えば、数学、国語、理科
社会、英語という科目は存在せず
教科横断的な能力が求められるという
ことだ。
そして、いつも自ら出した答えには
疑問が残り、その後の探求心を刺激する。
ワクワク感があふれだし、自らが求める
答えを求めて能動的な学びを引き起こす。
それが才能を引き出すきっかけとなる。

そう、この改革が成功すれば日本を変える
大きな転換点となるに違いないと私は
断言できる。

また、この才能を引き出すことで
多くのギフテッドが日本から輩出
されてゆくだろう。

そして、これはまさに我々がこの世に
生まれてきた目的でもある。
ギフテッド:自らの知的刺激を求め、自らの学び方で
興味ある分野について探求する者。

執筆 小川俊次


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