舌抵上顎

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木曜日担当の歯医者さんの三宅です

今日は、最近患者さんにもよくお伝えさせていただいている「舌の位置こと」について綴ってみましょう

前に、上の歯と下の歯は、食べるときと人と話すときの僅かな接触以外の時は

「くっついてはいけない!!(~O~)」、、というお話をしました

そしてもしくっついていたら、それはいわゆる癖、習慣(TCH)なので、

気がついたら歯と歯を離す(唇は閉じて歯と歯を離す)!!

いわゆる認知行動療法の「リマインダー法」といって

自分が歯と歯が接触していることに気づくために、

いたるところに「歯を離す!!」と書いたポストイットなどの貼り紙をして、

気がついたら歯を深呼吸して離すように、

無意識に働きかけるようにすると、

顎関節症の症状だけではなく

歯周病、知覚過敏症、虫歯、歯のヒビ、すり減り、摩耗、も予防効果があり、

頬を緩ませていくことにより、無理な筋肉の緊張が無くなり肩こり、

頭痛の症状などの軽減にもなります

さらには、余分な力が抜けていくことによって笑顔が沢山でるようになり、

性格も明るくなりそれによって周りも明るくなり人がますます輝いて、豊かさも引き寄せてくるようになる。。

つまり、自分というエネルギーが少なくなればなるほど、全体に繋がれ願い事が叶っていく

「人は緩んだときからうまくいく」・・というようなことを書きました

それで、今回は、もっとその内容も加味したお話です

さて、まず、ちょっと確かめてください

今、この瞬間のあなたのベロ、舌の先端は、どこにありますか?

もしわからなければ、つばをごくんと飲んだ後の舌の位置です

1.下の歯のすぐ後ろ
2.上の歯と下の歯の間
3.上の歯の裏
4.上あご

1,2,3,と答えた人は、舌は正しい場所にありませんW(0)W

本当にベロ、舌の正しい場所は、4,はい、上あごです

しかも、舌は上あごの前方に吸盤のように張り付いていているほうがいいのです(^^♪

上顎のちょっと膨らんだこの位置(スポット)に舌の先がくるのが正常です

何故この世の位置が大事かというのをこれから説明しますね

まず、この位置に舌がくると、当然「鼻で呼吸する」しかなくなります

普段の呼吸は「絶対に」鼻呼吸でないといけないのです

鼻は本当に優れた空気清浄機です・・

ウイルスや細菌、埃や塵などを身体に侵入することを防いでくれます

しかも冬場で冷たく乾燥している空気でも、

鼻腔で暖められ湿らせて、

適度な温度にされて肺に運ばれるために酸素がスムーズに肺胞に吸収されます

そして、吐く息も鼻腔を通ることで、

適度に乾燥してくれるために、かぜなどのウイルス病原菌の繁殖をおさえてくれます

さらに、口呼吸そしていると、口の中が乾燥して、唾液のもつ抗菌作用、自浄作用が働かなくなり

口臭の原因に、さらに、虫歯や歯周病が進行しやすくなります

また、咽頭を圧迫してくるためにいびきをかきやすくなり、

さらには睡眠時無呼吸症候群になる恐れがでてきます(*_*)

口呼吸を続けていると、口輪筋や表情筋や舌筋の筋力が低下するために歯並びも悪くなります

アデノイド「扁桃咽頭」も肥大化するために、顔全体の歪みやたるみの原因にもなります

さらに、鼻で呼吸すると適度に温められて適度に湿った空気が、

肺に入り肺胞が酸素を取り入れやすくなり身体のミトコンドリアが活性化されて、

免疫力が上がり病気にかかりにくくなります

酸素には、疲労や怠さの原因となる血中乳酸を分解・除去する働きがあります。

そのため、体内の酸素量が多い人は、酸素量が少ない人よりも、疲労回復にかかる時間が短くて済みます。

つまり、舌を上顎につけて鼻呼吸をして酸素を取り込む力が高い人のほうが、

より速やかに疲労からから回復すると考えられています。

そして、(まだまだありますよ~)もう一点、舌を上顎にくっつけると、下顎の位置が安定するのです

しかも、歯と歯を離すことも自然にできるので、先ほど言ったTCH(上の歯と下の歯がくっつく癖)も無くなります。。

下顎の位置が安定すると、実は「心も」安定するのです

人は自分という意識が強くなると、どこか居心地が悪くなり、不安になります

その不安な感覚は筋肉にも作用して、

閉口筋(口を閉じる筋肉)に収縮と緊張がおこり下顎引き上げられ歯と噛み合わさります

子供が離乳しても不安になったりするときにおっぱいを欲しがったり、指しゃぶりをするのは、

自我が芽生えて自分という感覚が生まれ、それに伴って分離のが生じ、

怖れや不安が生まれ、それを埋めようとして

下顎を安定させようとするからなのです

下顎を安定させると何処かしら心も安定するのです

心が震えると、下顎がガクガクして不安になり、

下顎が不安定でも、心が落ち着かなくなります

さらに!!この舌を上顎に着けることで頭の位置も安定し姿勢も良くなります

何も意識しないと簡単に頭は前に出るが、舌を歯の裏側にぴったりつけると頭が前にでない。

舌を外すと簡単に頭が前に出る。

インナーマッスルが働き首の安定性がアップする

舌をくっつけるとインナーマッスル(頭長筋・頚長筋)が働き、首の安定性をアップする

首の安定性がよくなると、首こり、肩こり、頭痛が解消される

「心身一如」心と身体は分けられない、不可分の関係にあるわけです

だんだん深い話になりますが、、

この「舌を上顎に着けるというのは」

実は気功やヨガ、あるいは座禅の世界ではよく知られていることなのです

東洋の気の考え方に経絡というものがあります

簡単に言うと気の流れ、エネルギーの流れです

そのエネルギーの流れが滞ると、病が現れます

病は気からといいますが、本当にそうで、

私たちにの身体の本質はこのエネルギー体によって創られています

そしてこの正中線の経絡は、身体の前側が任脈、後ろ側が督脈、
(男性と女性では概ね気の流れる方向が逆になっています)

実はこのエネルギー体の流れ、任脈と督脈は、上顎と下顎で途切れているんです!!

だから、舌を上顎に着けるというのは、この気のエネルギーを流すという点でも合点がいきます

そして、この口蓋、上顎骨の上には、鼻中隔を介して蝶形骨があり、

この蝶形骨の真ん中には馬の鞍のような形をしたトルコ鞍というところがあり、

その上には脳下垂体が乗っかっています

ご存知のように脳下垂体は間脳の視床下部の命令を受けてホルモン、内分泌系の働きをしています

恒常性(ホメオスタシス)を保つ働きを指示している総本山は視床下部(間脳)です

視床下部(間脳)が老化に関与していることはよく知られています

東洋医学や気功、瞑想、座禅などでは舌抵上顎(ぜっていじょうがく)、

舌を上顎にくっつけることを教えています

もしかしたら、不老不死の扉が・・\(^o^)/

さぁ~!!がぜん面白くなってきましたねぇ~次回はこの気のエネルギーと病気の関係について書いてみたいと思います

お楽しみに~\(^o^)/

皆さん!舌を上顎にくっつけて、姿勢をよく、、リラックスして、、

頬を緩ませて、、微笑んで、、\(^o^)/

読んでいただきありがとうございます

執筆 三宅信義


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