それは利他の精神の物語からはじまった。

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野菜を育てているある農家の青年が
野菜たちの話していることがわかるという。
その聞こえてくる話しのひとつに

「僕はもうさよならするから君たちに託すよ。頑張って!」

と何かしらの要因でいなくなってしまう葉っぱたちが去る前に
元気な葉っぱたちにけなげにもさよならの声をかけている
というのがあって。なんとも愛らしい話しではないか。
と感じると同時に、すぐさま思い出したのは人間の精子の話し。
しばらくの間すーっかり忘れていた、、、、、。
思い出してよかった。

何億もの精子が卵子まで一斉に競争して
最初にたどり着いたたった一つの精子のみが
卵子と結合して命が生まれる。
だからわたしたちはみな誰もが、激しい競争を勝ち抜いて
生まれてきた、と学んできましたね。
命の誕生から、わたしたちは競争の中にいて、競争のために生きる、
みたいな。
ところが、精子たちは競争なんかしていなくて実は助け合っている!
という説があるのをご存知でしょうか??

何がきっかけで知ったのか、すっかり忘れてしまいましたが
知ったとたんすとんと理解したことは鮮明に記憶しています。
助け合って生まれてきたんだ。と。

阿部敏郎さんはご自身のブログ(2011.9.23)で
「子宮に到達する精子はあらかじめ決まっている。」
と書いています。

以下一部抜粋。
『おそらく他の無数の精子は
最初から選ばれている一匹の精子を守り、
目的地へと無事に送り届けるために存在している。
そして新しい受胎を起こすためには、全ての精子が必要なのだ。』

生命誕生の物語から偶然はなく
すべては必然でありすべての存在が必要であり
それぞれの役割が決まっている。
助け合いのもとに。わたしはそう感じる。そう信じる。
何を信じるか。それはそれぞれが選択していくこと。
それはそれそれが気持ちよいと感じること。
その選択の連続がそれぞれの人生をつくりそれぞれの世界をつくる。

競争して勝った負けたという世界より助け合う世界がすきだ。
助け合うというとなんとなく弱弱しいイメージがあるが
お互いがお互いを必要とし合い、認め合い尊重するということだ。
感謝し思いやり愛するということだ。それは利他の精神。

そしてさらに忘れてはいけないのが
わたしたちは植物が存在していることで生かされているということ。
わたしたちが生きていくのに必要不可欠な酸素は
すでに周知のように植物たちによってつくられている。
また酸素はオゾンをつくりそのオゾン層がバリアとなって
遺伝子を破壊してしまう危険な紫外線から
守ってくれている。
植物なしでわたしたちは生きられない。
植物たちは利他の精神そのものだ。わたしたちもきっとそう。
利他の精神の物語からはじまったのだから。
感謝しよう。思いやろう。愛し合おう。この世界すべてを。

写真&執筆 村上志乃


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