般若心経 宇宙意識への扉2

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+

_舎利子 是諸法空相

シャーリー・プトラよ、

これら諸々の法、宇宙法則、真理は空なる相を持っているのです。

空という母体から顕われる法則性を備えているのです。

_不生不滅 不垢不浄 不増不減

それは生まれた事も無く、滅びる事も無く、汚れる事も無く、清くも

無いのです。又、増える事も無く、減る事も無いのです。

それは一切の光と闇、善と悪のような二元性を超えたものなのです。

_是故空中

それ故に、この空なるモノの中には、

_無色 無受想行識

物質的現象も無く、又、生命体の働きである、感覚器官や思う事も無く、

行動する体も無く、認識する事も無いのです。それは、肉体五官が在る

次元では無いのです。

(注 色とは光が反射して見える物質的現象の事ですが、ここでは肉体

を指しています。)

_無眼耳鼻舌身意

それは又、肉体が無い次元である故に、眼も無く、耳も無く、鼻も無く、

舌も無く、身体も無く、心の働きも無いのです。

_無色声香味触法

五官の働きが無いが故に、肉体の感覚である音を聴く事も無く、香りを

嗅ぐ事も無く、味わう事も無いのです。身体の感覚も無く、認識された

真理も無いのです。

_無眼界 乃至無意識界

それ故に見える世界も無く、又、意識の働きそのものも無く。

_無無明 亦無無明尽

それ故、迷いも無く、又、迷いが尽きる事が無いのです。

ここで無無明、亦無無明尽とありますが、二重否定が示されています。

これは丁度、光も闇も無いという事です。又、善も悪も有りません。

というような相対界、二元性を超越した次元の事を言われています。

丁度、数学で言えば横軸Xに右側にプラス、左側にマイナスを置いた場合の

ゼロに当たり、これはゼロ次元、ゼロ点の事を言われています。

相対界でなければ絶対界でしょう。それは善悪いずれにも分かれる以前、

想念が良いとか悪いとか判断する以前、その想念の未生以前という次元と

思われます。未だ、色(イロ)の付いていない純粋無雑な想念エネルギー、

これは宇宙の根源的なエネルギーであり、あらゆる生命体に流れ込む

生命エネルギーでしょう。それを別名、愛と呼ばれるエネルギーだと

思います。

_乃至無老死 亦無老死尽

又、肉体が無いが故に老いる事も無く、死ぬ事も無い。かつ、老いる事

や死ぬ事が尽きる事も無い。

ここでも、二重否定で示されていますが、二元性を超えた絶対界であると

示されています。あらゆる捉われや拘りといった、又、悩みや苦しみと

いった執着さえ無い世界が在る事、ニルヴァーナの世界が在ると示されて

いるのでしょう。

続く

執筆 川井俊夫


Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする