般若心経 宇宙意識への扉1

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はじめに

般若心経というと、最も良く親しまれているお経であり、267文字

という最も短いお経である。又、仏教各派の中でも、日蓮宗系、又、

浄土宗系を除いて、良く読まれているお経であると言われる。その簡素

さゆえに、又、空の哲学が人々の心を引き付けるのであろう。その解説

を試みてみたい。

般若心経

_摩訶般波羅蜜多心経

偉大なる大いなる智恵の泉に到達した心の教え。

_観自在菩薩行深般若波羅蜜多時

過去、現在、未来を自在に観ることの出来る菩薩の心を獲得された

観音様は(来るべき人間の理想の姿を表わしている)大いなる智恵

の泉を掘り当てる行いを深く実践された時に。

_照見五蘊皆空 度一切苦厄

五蘊は(人間を構成する、五つの要素、即ち、色、受、想、行、識

[物質的肉体、感覚作用、想念、行為、認識作用])が皆空であると悟

られました。即ち、眼に見えない実体によって、支えられている事、

即ち、空間エネルギー、空間意識、即ち宇宙意識、神意識に他なら

ない事を喝破されました。又、その悟りにより、あらゆる苦しみ、

災いを解決されたのです。人間にあらゆる苦しみ、悲しみは付き物

ですが、それに執着せず、捉われずに居られると言う事でしょうか。

空は一般の般若心経解説書にある、実体が無いという意味ではあり

ません。この説によると、宇宙意識、神意識、空間意識は実体が無

いという事に成ってしまいます。そうではありません。生き生きと

して、大自然、大宇宙の無限の愛のエネルギーこそ、この空そのも

のなのです。

そして、それは、後で見ていくように、善悪、上下、貴賎などの二

元性、二元論を超越した絶対界なのです。それは万物の究極の根源

エネルギーであり、老子様は、それを名付けられぬモノとして仮に

タオとお呼びに成りました。これが、ゴーダマ・ブッタ・シッタル

ダー様の説かれた空そのものです。

そして、イエス・キリスト様も、この空の事を、内なる天の王国、

内なる神の国と呼ばれたのであり、全く同じものを指しています。

_舎利子 色不異空 空不異色 色即是空 空即是色

シャーリー・プトラよ、色は空に違わず、空は色に違わず、色は

空であり、空は即ち物質的現象である。

これは、どういう事でしょうか?!この節は般若心経の中で、最も

重要な箇所であり、般若心経の要とも成っています。物質的現象は、

即ち、空間エネルギー、宇宙意識、神の愛のエネルギーの物質界へ

と変化したモノである。順次、この眼に見える物、見えない不可視

のモノとが、順序を違えて、四つの言い回しによって構成されてい

ます。つまり、この四つの節は、その相として、循環しているとい

う事です。普段に、この四つの相へと絶えず、変化を続けていると

という事であり、カルマ(業)の働きをも、説明しています。

因果の法則そのものが因(空)が果(色)へと変換して行くとい

うような事です。又、この事を、人間の老死に当てはめて考えてみ

ると、人間は生きている時が、即ち色であり、死して、空と呼ばれ

る次元に帰る訳ですが、その個人の意識レベルに応じた世界へと導

かれます。

時至れば、迷える霊魂も悟りを得て、天界へ帰り、又、時を経て、

自らの意思と選択により、自らの両親を選び、又、天界において、

親子の約束を交わし、この地球に、使命、ミッションを持って、

再び転生して来るのです。その実在界、天界は、ヘブンとも言われ、

地上より高度な空間、地球をとりまくオーラの外層、周りに、おそらくは、

バンアレン帯近辺に、その実在界が展開しているものと想われます。

_受想行色亦復如是

感覚器官(眼、耳、鼻、舌、身、意)、五官の働き、想念、行為、

認識思考作用、又、その主体である肉体も又、かくの如し、空で

ある。つまり、ニルヴァーナの宇宙意識、神の顕われであり、そ

こから顕在化したモノである。

続く

執筆 川井俊夫


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