才能が認められる場所

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+

私の仕事の一つに塾の論文の講師があります。
私はこの仕事に出会いで才能を知るために
そのための場所が必要だと知りました。
その「場所」というものについて
今回は書いていきます。

1つは今よりもレベルの高い場所を
提供してみることでした。
私の抗議ではカリキュラムに
小6の生徒に対して中学生新聞の
記事を句読点で区切り
音読し、回し読みをする授業を
行っていました。
ある日から今度は1ランク上の
高校生新聞の記事の回し読みを
するようにしたのです。
するとどうでしょう
今までそれほど生徒間での音読の差が
わからなかったのがレベルを変えた事で
顕著に生徒間の差が出てきたのです。
才能はレベルを変えてみる事で
周りとの違いが分かります。
それが才能だと認識することが
できるのです。

2つめは表現してみることです。
私はある日、生徒達に次のような
課題を出しました。
「自分の魅力を語る」というものです。
下記の①~⑤の内容を順次行って行きました。
①自分自身で自分の魅力を書き出す。
②①で書いた内容を同じグループの人に話す。
③グループの人から自分の魅力を教えてもらう。
④自分の魅力について書く。
⑤自分の魅力について1分でスピーチする。

気づかせてくれたのはある女生徒の
スピーチでした。
彼女から発せられる言葉には魂が籠っており
一瞬にして聞いている周りの空気を変えて
しまうほどでした。
私は今まで、何度も彼女の書いた作品を
見てきました。
しかし、これほど感動させられたことは
ありませんでした。
彼女の声を通して聞くからこそ
感動したのでしょう。
彼女にはスピーカーとしての
天性の才能を感じました。
私は彼女に質問してみました。

「今までこのように人前で
スピーチした経験があるの?」

「いえ、ほとんどありません。」

彼女はその瞬間でもそれが素晴らしい才能
だとは感じていませんでした。
私は彼女にすぐに伝えました。

「魂が籠ったスピーチだったよ」

まさに、そのような場がなければ私も
彼女の才能に気づかなかったのでしょう。
そして、彼女自身もその才能に気づかずに
いたでしょう。

大概にして人は自分のことを
過小評価しています。
たいしたことが無いと思っていることでも
周りの人に見せたり、話したりすることで
自分の才能だと気づく事があるのです。

3つめは才能に対する感度を高くして
おくことです。
これまでの2つの体験も他の人であれば
見逃してきたかもしれません。
そもそも、私はそれぞれの生徒の才能を
知るために一般の進学塾とは異なる
才能を知ることを目的としたカリキュラムを
組み込んでいます。
だからこのような才能を見つける場を
提供でき、生徒たちも自らの才能を
表現できているのでしょう。
才能はいつも認められる場を求めているのです。

執筆 小川俊次


Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする