ブロックをかけていた

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我が家の、絶賛イヤイヤ期の息子。

この年頃は、みんながそうだが、あらゆる事を、なんで?どうして?と聞きたがる。

それに加えて、違う、嘘だ、と、大変疑い深く、全てに不安に感じるらしく、
逆に尋ね返してやると、間違いない、と確認、安心する。

呆けた老人も同じ事をやるから、人間、面白い。

さて、そんな中、うちにある、職人さんが作った美しい駒に、
最近になってやっと興味が湧いた息子。
これは、彼がまだ赤ちゃんの頃、地元墨田区の、
職人展のようなイベントの通りすがりでの戦利品。
息子が大きくなったら遊べるかなーと。

まだ自分では回せないので、回して、と夫にせがむ。

そして、夫が不在中、私にも、
「カッカ、駒回せる?回して!」
と言うので、
「カッカは回せないよ。そういうのは、とうちゃんに頼んでよ。」
と言ったところ、
「なんで?なんで回せないの?」
と、いつものように聞くので、適当に、
「カッカは、不器用だからね、無理だよ~。」と言った。
でも、更に、
「なんで?なんで不器用なの?」
と言うので、「なんでもー!」と、
あしらっていたのだが、この問答が、連日繰り返された、そんなある日。

「なんで?なんで回せないの?」という息子の言葉に対して、ふと、
【なんでだろう?】と、私は思った。そこで、はじめて検証した。

駒回しで普段から遊んで来た世代ではない。
でも、何かの折には、子供の頃、回す機会もあったはず。
その証拠に、何となく紐の巻き方も知ってはいる。

子供の頃に、駒を回せた記憶がない。
もう、すでに、その時から、こういうのは、私は苦手。
誰か得意な人が回すのを眺めて楽しめば良い、みたいに思っていた。

と言うことは、つまり、一度も、回そうとすらしていない。
一度も?!
これには、自分でビックリして、
回せないよ、と堂々と言っていたが、
回せると、一度も思って来なかっただけだ、と気付いた。

だから、その日、息子にこう言った。
「よし、カッカと一緒に、駒のお勉強しよ。きっと、回せる!」
と言って、YOUTUBEで、駒回しを検索。

便利な時代だから、懇切丁寧に、誰でも分かるように、
駒回しのノウハウを教えてくれる動画がある。

それなのに、何で今まで調べもしなかったのだ?!
息子と観ながら、自分に対して、何で?が沢山だった。

二回、その動画を見た。
しっかり頭にコツは入った。

回せる!確信と、回すイメージが、しっかりあった。

淡々と紐を巻き、動画の説明通り、身を低くして、水平に放った…
回った!!回ったよ!!叫んでしまった。

息子と大はしゃぎして騒いだ。

自分が出来ないと思っている事の多くの事が、
実は出来ないという決め付けなんではないの?!
と、最近思っている、この事があってから。

そして、大切なのは、出来た時の事をイメージする事だろうとも思う。

絵&執筆 島貫めぐみ


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