国家破産

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みなさん、EUからギリシャへの財政支援が停止し銀行の休業状態、
現金引き出し制限となったニュースを見てどう感じていらっしゃいますか?
これはまさに国家破産目前です。

実を言うとアメリカでも2回にわたる債務上限に伴うデフォルトの危機を迎え
日本では現在、国内GDP200%を越える借金を抱える状況となっています。
今後、国の借金が国民の金融資産を上回り日本の国債暴落すると予測する人もいます。

では、今回は1990年代にデフォルトデノミ、
預金封鎖を体験したロシアの状況についてお話することで国家破産とは
どのようなことか知ってもらえたらと思います。

1990~91年に起こったソ連邦が崩壊し
それが原因でハイパーインフレという状況となり
年間1万%を超す物価高となりました。
当時、ロシアが正式に報告しているインフレ率は2059%となっいますが、
現地の人々の話を聞くところによると1万%が正しいようです。

現在、日本で物価上昇率が2%とか言っていますから
想像もつかないでしょうね。
これを日本で例にしてお話をしますと
今日、100万円で車が買えますが
1年後には缶コーヒーも買えなくなるのです。
また、ロシアにおいては為替において
対米ドルでのロシアの通貨ルーブルは
1/100の価値になりました。
当時、自国通貨ルーブルでしか資産を
持っていなかった人は輸入品が高騰し
大きな影響を受けています。

次は1992年のロシア政府による「デノミ」の実施でした。
デノミとは通貨の価値を下げることです。
具体的にどうするかと言いますと新紙幣を発行し
旧紙幣と新紙幣を交換させるのです。
旧1000ルーブルを新1ルーブル紙幣と交換するのです。
名目上はインフレで紙幣の表示が大きくなりすぎたので
小さくするために行われました。

政府が発行する新しい紙幣と旧紙幣の交換を
行わないと紙クズになってしまうのです。

日本の円で考えて下さい、
これにより1000円が1円になるのです。
1億円の資産があったとしても10万円となり1000万円が1万円です。
想像してみてください、1万円も10万円も大差はありませんよね。

そして最後に1998年に原油価格の急落により
外貨収入の減ったロシアは対外債務の支払い停止を行いました。
国内では銀行預金封鎖を実施しています。
これは読んでその通り、銀行に預けた預金の引き出しが不可能となったのです。
預金の国家没収です。
今のギリシャと同じだと思いませんか?
なぜ、ここまで誤った経済政策をしてきたギリシャ政府を批判せず
EUを敵と見なす国民投票の結果となったのか理解に苦しみます。

話をロシアに戻しますが、
ロシアの対外債務支払い停止によりノーベル経済学賞が
取締役に名を連ねていた有名なアメリカのファンド、LTCMが破綻しました。
これによりアメリカは大きな影響を受けました。
冷戦時代に敵であったロシアの経済破綻が
アメリカの経済を破綻に巻き込むかと思われるような出来事でした

このような事が次々と起こり10年で
ロシア国民の資産はほとんど無となっています。
実態としては物々交換でしか生活ができない状況も多かったのです。
しかし、現実としてロシアの人々は生き残っています。
海外に外貨預金をしていた人
その他自国通貨以外の方法で資産を築いていた人などは
逆に実質として1万倍もの資産を得た事になり
スーパーリッチと呼ばれるようになりました。

しかし、現実として現在の私たちが今できることは
このような経済の流れや国家に対抗して資産を守ることは難しいと考えます。
現在、国家破綻に備えるための話の多くは金融に関するものばかりです。

しかし、それよりも今日必要なことは
自分の才能を真剣に見つめ直し
それを活かすために自分投資を積極的に
行うことだと考えます。

きっと、その才能を育てることで
変化する時代でもそれがあなたを救う力になるのです。
預金があるから、大きな会社に勤めているから
資産があるから大丈夫と考えているかもしれません。
もう一度、安定という空想を捨て現実に
向き合う時だと私は考えます。

執筆 小川俊次


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