おまかせするよろこび。おまかせされるよろこび。

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18年前、花やをはじめた頃は
自分でやれることはできる限り自分でやるようにしていました。
例えば。名刺もチラシもDMも。写真も全部自分で撮影。
紙を染めてラッピング用紙をつくったり。

今もそうだけど創ることがとてもすき。
その頃は、予算がなかったというのももちろん大きいけれど
共同作業の楽しさより自分の中にある感性を
どんどん出していきたかったのだと思う。
その分、完成度の高さはどうしたって望めないのだけれど
唯一無二の味わい深かさの方を選択していた。

きっかけは忘れてしまったけれど
いつの頃からかそれが大きく変化した。
ココロから信頼のおけるひとに志事をおまかせする
楽しさを知ることに。
それは楽しいだけでなく、ちいさな自分だけの感性を容易に
飛び越え予想も想像も届かない未知なる世界を
いともあっさりと見せてくれた。

完成までの打ち合わせのやりとりがすきだ。
こちら側のおもい、要望の核心はしっかりと伝えるが
事細な指示はしないように。(創るものにもよるけれど)
そして創り手からの提案をココロ静かに待つ。
はじめからこちら側の望みを完璧に形にして
叶えているものができあがってくると
おまかせしてよかった!という感激を通り越し
魂がよろこびで打ち震えるような感覚がある。
逆に、こうきたかー!と
自分の感性とは大きくかけ離れている仕上がりも時もある。
それはそれでおまかせした以上、よしと思っている。
自分の範囲内では創り得ないものをお願いしたのだから。
ただ、その案を出すにあたって創り手のおもいが
明確であることは不可欠だ。

おまかせすることで創り手の持っている才能の引き出しを
ぜーんぶくまなく開けてもらって
こちら側のおもいとかけあわせていくことで
唯一無二のものができあがる。
ひとりで創る唯一無二より濃く深く新しい世界。
唯一無二 × 唯一無二 がそうであるなら
たくさんの唯一無二が融合することができたなら、、、、。

志事のご依頼を頂く時も同じです。
わたしの花を信頼して(すなわちわたし自身を信頼して頂く)
おまかせいただけることで幅広い選択肢からの
可能性を見い出すことができ、その結果花との出会い力を高め
ご依頼主の満足を十分に満たす花をご提案できるのです。
それこそがわたしのよろこびであり、志事の醍醐味と
思っている。

「あなたにわたしの大切な、、、、、、をおまかせします。」

は、ある意味魔法の言葉ではないか。

志事だけでなく生活に関わる何かしらをおまかせできる
信頼できるその道のプロがいることは
毎日をより豊かにする。

ただ
ひとつだけ誰にもおまかせできないことがある。

それは、自分を愛すること。
これでもかとかわいがること。

もっともっと愛されたいとおもうなら
そう望むくらいまず自分で自分を愛すること。
ひとは自分が自分をどのくらい愛するかで
他者からも同等の愛を受け取るという。
よくよく感じれば、他者に愛して欲しいと求めるよりも
自分で愛する方が簡単ではないか。

触れて欲しいなら自分でまず触れる。
ほめて欲しいなら自分をまずほめること。
自分でもできていないことを他者にだけ求めるのはナンセンスだ。

これからはもっと自分を愛することに意識を向けよう。
おまかせできることはそれぞれのプロにおまかせすることで
自分に対しておもいを巡らし愛おしむ時間を
増やせるはずだから。

写真&執筆 村上志乃


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