永続する富

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今回からは誰もが夢見る永続する富
を手に入れるにはどうすればよいか
その謎を解き明かしていきます。
例としてロスチャイルド家をとりあげました。
この一族を知る事が本当の豊かさに
ついて知る事にもなります。
まずは、このロスチャイルド家の
始まりと富の成り立ちについて
書いていきます。
ロスチャイルド家は初代から約500年
経った今でも、この一族が起こした事業が
世界有数の企業として複数存在しています。
この一族の歩んで来た道をたどることで
事業の発展と永続するためのヒントを
知ることになると思います。
ロスチャイルド家の初代はドイツの
フランクフルトにおいて両替商を
営んでいました。
フランクフルトは商業都市でヨーロッパ各国
の通貨が集まる場所だったのです。
通貨は額面の金額の単位以上に金銀の純度
流通価値がものを言い、将来の価値を
把握することを求められていました。
現代と同じく顧客は常に資産を
守るために安全な通貨を求めており
両替商は財務アドバイザーの役目も
求められていたのです。
ロスチャイルドが他の両替商と異なって
いたのは貨幣とメダルの通信販売を
始めた事でした。
当時、古いコインやメダルは宝石と同等の
価値を持ち、王や貴族に人気があったのです
また、ロスチャイルドはこの時を同じくして
ヨーロッパに広まった郵便制度を使い
コレクターへのカタログの配布、注文の受付
販売、買取を行い支配階級との繋がりを
持ったのです。
ロスチャイルドはこのビジネスをきっかけに
ドイツのヘッセン公国王子と繋がりを持ち
宮廷支配人となりました。宮廷支配人とは
ヘッセン公国で使う物を一手に取り扱う
権利を持ち、その肩書きで他の宮廷にも
出入りすることが可能になのです。
その他、ロスチャイルドの場合は
財務アドバイザーとしてヘッセン公国が
重要な収入源としていた傭兵事業において
資金の調達も行っていたのです。
ロスチャイルドは時代に価値のある物を
知り、郵便通信網というネットワークを
用いて新しいビジネスを考え出しています
そして、その時代の権力者と繋がりを
持ったのです。
いつの時代も巨万の富を得る者は後を
絶たないが、それは一代のみであったり
後継者に受け継がれていくうちに衰えて
いくものです。
人々が夢見る永続する豊かさを得た
数少ない一族がロスチャイルド家なのです
その礎は19世紀に作り上げられ
現代にまで残る伝説となります。
ロスチャイルド家には5人の男子
5人の女子の計10人の子供がいて
5人の男子は父親の宮廷支配人代理
として働いたり、父親の仕事仲間の元で
学んだりした後、それぞれが
ドイツ、フランス、イギリス、イタリア
オーストリアに移り事業を始めました
この時代、ヨーロッパ全土が
ナポレオン戦争に明け暮れ、各国は
多額の資金を必要とする状況だったのです
ヨーロッパ各地にいるロスチャイルドの
息子達は各国が戦費調達のために
発行する国債を引き受けると共に
各国を結ぶ独自の通信手段を作り上げ
兄弟同士でその国々の情報交換を
行っていました。
この混乱期にロンドン・ロスチャイルド家
だけでも総資産は30倍に増え400万ポンド
現代でいうと200億円ほどになっていました
ロスチャイルドが飛躍できた理由の
一つとしてユダヤ人だった事があります。
ヨーロッパではユダヤ人は迫害の対象であり
職業と住居の選択が許されず、職業は金貸し
住居はゲットーと呼ばれるユダヤ人居住区に
限られていました。
ロスチャイルド家はこのユダヤの宿命に従い
本業の金融以外に手を広げることを避け
宮廷支配人としてもその他の宮廷支配人の中の
一人として独占することを嫌い、周りから
妬まれないように配慮していました。
ロスチャイルド家の紋章に次の言葉が
記されています。

調和・一致
公正・誠実
勤勉・精勤

現代においてもこの思いは受け継がれ
調和・一致においては時代の流れに調和する様に
19世紀には権力者と20世紀には他の企業家と
歩調を合わせています。
公正・誠実においては元ロスチャイルド家の一員が
フランス大統領となった際にもマスコミに対して
関係を問われるとフランスロスチャイルドのトップは
「大統領からの招待状は一回も届いて無いよ」と
言い放ち、権力者との一定の距離を常に
保っている事を示しています。
勤勉・精勤においてはロンドン・ロスチャイルド銀行
の頭取が地下鉄で通勤して、毎日夜8時まで業務を
こなしている様に常にロスチャイルドの人々は働く事に
誠実です。

このようにしてロスチャイルド家は富の礎を築き
始めたのです。
次回は富の使い方とその行方について書いていきます。

執筆 小川俊次


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