ジプシーフローリストとしてのおもい。その1

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この春に17年続けた花屋店舗展開を終了し
拠点を持たないジプシーフローリストとして
活動していくことを決めました。
私の場合、そうしようと決めるのはいつも
どこからかやってくる、、、、。
ずっと考えていての結論ではない。
そして
決めてから行動するのにそう時間を要さないことも多い。

ジプシーフローリストと名乗ることを周りのひとたちに伝えると
「志乃さんらしい!」「原点に還るのですね!」「しっくりくる!」
と往々にしてよい反応ばかりで油断していたのですが
先日、地元の編集社から取材を受けた時に
ドキリする問いかけをいただきました。
ドキリというより、ギクリ、かな。

「ジプシーフローリストとして活動されるとのことですが
ジプシーには物乞いのイメージがありますけれど
そこらへんはどういったコンセプトなのでしょう?」

、、、、、物乞い!?
それはもうびーっくりしまして少々しどろもどろに。
私としては拠点を決めず、日本国内はもちろんのこと
海外にも遠征して行きたいという、かなーり単純なおもいから
ジプシー!とひらめいた感じでした。
踊るのがダイスキだし。
基本的に単純なわたし。

これでは誤解を受けることもあるなあとジプシーを調べてみることに。
調べれば調べるほど
あまりにも無知すぎた自分に唖然としたのです、、、。

大昔、5世紀頃!インドから放浪が始まり
迫害され続けている少数民族。
現代においても特にヨーロッパでは
ジプシーに対する偏見が色濃く
差別や排他が行われている。
最近ではイタリアやパリなどでジプシーによる
スリや詐欺に合う日本人も増えているという。
更に近年日本では差別用語であり、放送禁止用語となる
傾向があるとのこと、、、、、。

残念ながら仕事をしていく上で
ジプシーフローリストとは名乗れないですね、、、。
違う名前のインスピレーションが降りてきたら
変えようと思います。

今回初めて、ジプシーを調べたことには意味があり
自分の内面とまたさらに向き合えたように感じています。
ありがたいことです。きっかけをいただけたことに感謝。

調べた中でわたしのココロをとらえたひとつが以下の説明。
コトバンクから。
「ヨーロッパを主として,日本など一部の国を除く世界各国に
散在している少数民族を指す他称(英語)。
ジプシー自身は,自分たちのことをロムとかロマ(複数形)
あるいはロマニチェルなどといっている。
これらは彼らの言葉で〈人間〉を意味し
軽蔑的なニュアンスがまったくないから
最近ではジプシーのことをロマとか,ロマニー
と呼ぶことが多くなっている」

自分たちのことを人間と呼ぶ、、、、。
そこには「わたしは!」という主張がないように感じられます。
どの民族でも、あたりまえに自分の国のアイデンティティーを
色濃く持ち続け、強く主張することにより
諍いや、戦争までもが起きているというのに。
だからこそ放浪ができうるのでしょうが。
しかし、同じ流浪の民で迫害され続けてきたユダヤ人とは
多くの共通点がありつつも、極めて大きな違いがあるというのも
興味をそそられることのひとつでした。
そちらはまた改めて。

最後に
1878年に作曲された管弦楽伴奏付きのヴァイオリン曲
ツィゴイネルワイゼンを
20世紀における最も偉大なヴァイオリニストの一人
イツァーク・パールマンの演奏で。
*ツィゴイネルワイゼンは(ツィゴイナー、「ロマの」)
(ヴァイゼン、「旋律」)=「ロマの旋律(音楽)」
と言う意味。
作曲者サラサーテはスペイン生まれの ヴァイオリニスト。
他にもロマ音楽の影響を受けたいくつかの
ハンガリー民謡・大衆音楽の旋律を組み合わせた曲を
つくっている。

芸術には国境も人種も時間さえも
すべてを超えるチカラがありますね。
そのチカラをわたしは信じています。

信じるおもいは信じれば信じるほど強くなる。

写真&執筆 村上志乃


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