数秘術プチ講座②数秘術とは

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前回、数秘術の誕生数の計算方法についてお伝えしましたが、
そもそも数秘術とは何か。
数秘術はどこから生まれてきて今日に伝わっているのか。
数秘術の誕生数が人生の道のヒントになるのはなぜなのか。
ということをお伝えしないままいきなり本題に入ってしまいました。

ということで今回は、数秘術とは何かというところをお伝えします。
数秘術のはじまりはピタゴラスの定理で有名なピタゴラスと言われています。
ピタゴラスは「数秘術の父」として一般に知られていますが、
その数千年前のギリシャ、中国、エジプト、ローマなどで
数秘術が使われていたという証拠も残っているみたいです。
当時は、許された者にのみ、口頭でその情報が伝えられていたようです。

ピタゴラスの後、その思想はプラトンに引き継がれ、
数学の発展と共に成熟していきました。
西洋の密教であるカバラとも大きな関連があります。
聖書が大衆向けに書かれた書物という位置づけだとすると、
カバラは師匠から弟子へと密かに伝えられた密教的な叡智です。
モーゼが神から授かった叡智とか
宇宙のすべての神秘を解く鍵と評されて
西洋の魔術にも大きな影響を与えているようです。

カバラとは「受け取ること」という意味があり
いかにして神とつながるかという実践的な哲学体系です。
数秘術はカバラからの影響も大きく受けています。
タロットカードは現在では占いに利用されていますが、
最初は、いかに神と一体になるかという目的のために
神秘主義者によって表現された道具でした。
このあたりのことに興味のある方は、
腰を据えて、生命の樹のことから学んでみるといいです。
宇宙の創造の仕組みや人間の仕組みなど創造の過程について
目からウロコのような視点が手に入るかもしれません。

数秘術はこうしてカバラの生命の樹やタロットカードとともに
ルネッサンス時代にヨーロッパで活発に使われていました。
現在では、アメリカ・ヨーロッパ全土で注目されています。
歌手のマドンナがカバラに熱を上げていたのは有名ですね。

数秘術のあらましはを簡単になぞるとこんなところですが、
数秘術の誕生数が人生の道のヒントになるのはなぜなのか。
これについては、結局論理的な説明はみつかりません。

でも経験的にはなぜか的中率が高く参考になったり、
なるほどねぇ。と感じられることが多々あります。

私なりにこのことを説明させていただくとすると以下のようになります。
肉体をもってこの世に誕生する前に、地球上で信じられている知識体系なども
考慮に入れながら誕生日を逆算して選んで生まれてきたということなのではないか。
そうすることで、生まれる前にもっていた使命や計画や課題などの
ブループリントを忘れてしまったとしても、思い出すきっかけとしての
標識として、数秘術や西洋占星術や四柱推命や手相などの様々な占星術が
役に立っているのではないかというように考えています。
人がインスピレーションを受け取るときにも、
受け取る人が理解できるようにという配慮がされて、
例えば天使ということを伝えようとするときには、
天使のの姿を純粋な子供に羽をつけたような姿として
ヴィジョンを送ってくれたりします。

実際の高次の天使は姿形をもっていませんが、
それだとよくわからないとなってしまうので
比喩的にメッセージを絵にしたり音にしたり言葉にしたりなど
工夫をこらしてわかりやすく伝えようとしてくれます。

数秘術の誕生数が人生の道のヒントになるというカラクリも
このような原理ではないかと思っています。
つまり、人間の世界で信じられている体系は
ヒントを表現をしてわかりやすく伝えるための道具であるということです。

少しは、数秘術の怪しさが小さくなりましたでしょうか。
次回は、誕生数の具体的な意味について整理しながらお伝えします。

心のバージョンアップをしたい方はこちらからどうぞ

執筆 立松幹緒


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