生き方が変わるとき

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私のこれまでの人生には、
道案内(ガイド)的役割をして下さった方々がたくさんいます。
ただし、すこぶる鈍感な私は、その時点では気づいていなくて、
いま、振り返ってみてわかるという感覚ですが(苦笑)。

その一人であった若き企業家の方が言いました。
「人生の良い転機になる出来事の3Tって、何か知っていますか?」
「た、ち、つ、て、と・・・。た、宝くじにあたること!?」と、私。
「あー、それも有りかもしれませんね。でももっと強烈なやつ。
答えは、投獄、倒産、闘病です。」

“は?それのどこが良い転機なの?最悪じゃんっ。”
と不思議に思いながら話を聞いていました。
でも、それらは大きく人生を変えるきっかけになることは、
とてもよく理解できました。

人生には大小入り混じって実に様々なことがあって、
それぞれの人生において何らかの変化に関わる出来事は、
“人生の転機が来たよ”という合図なのだそうです。

その頃、ふらっと立ち寄った書店で目に止まったのが、
精神科医の越智啓子さんが執筆された
「人生の転機は幸せのチャンス!」という本でした。

自分の立場からみて“ウルトラマイナスな”出来事も、
「そろそろ本来のやりたかったことをするのに最適な時期がきましたよ」
というメッセージだというのです。
「あ、人生の転機って、そういう意味が含まれていたのか」と
とても気持ちが楽になったのを覚えています。

私の場合、今になってよく考えてみれば、
人生の転機となるウルトラマイナスな出来事がおこる数年前から、
確かに、兆候がありました。

これを読んでくださっている方々が、
同様の人生経過を体験されることがあった場合に、
私のような大きなダメージ感たっぷりの転機になる前に、
すばやく人生の転機メッセージに気付いて行動していただけるよう、
私におこった状況を記しておきたいとおもいます。

私の場合、先ず、自分の心の中に、
わけのわからない焦燥感が生まれました。
自分の天職だとおもってやっている仕事が、
今までと相変わらずに続いているにもかかわらず、
何故かやたらと“違う!このままではいけない”
という思いに駆られる日々が続きました。

燃え尽き症候群という言葉が一時期流行りましたが、
それまでの仕事で、燃え尽きるほどの感情の高まりや忙しさなどは無く、
日々淡々と過ごしていたため、
その症候群に当てはまる状態でもなかったと思っています。

なんか変だと思いつつも、すこぶる鈍感な私は、そのまま、
自分の置かれている社会的役割の大きな流れに乗っかりながら
日々の仕事をこなすという生活を2年間くらい続けてしまいます。

ある年の暮れになって、友人とラウンジで飲み交わしている時に、
“お互いに、残りの人生で何をしているだろうね”という話になりました。

途端に、私の脳裏に、真っ暗な中に一人たたずむ未来の自分が浮かびます。
私は何も成し遂げていなくて、さらには、誰にもその存在を祝福されず、
ただ一人で立っていました。何の明るい将来像も出てきませんでした。

“今の仕事の先に、私の目標とする未来はないんだ!”
そう確信した瞬間でした。
友人にその事を伝えると、「突拍子もないことを言うやつだ」
と目を丸くしていました。

それでもまだ、何処までも鈍感な私は、
これまでの人生を積極的に変えていこうという
考えや行動には至りませんでした。

すると見事にやってきました!自分ではどう仕様もない形で、
環境側からのウルトラマイナスな出来事が。
でも、自分の気持ちの中では、方向性の違いに気づいていたために、
「あぁ、仕方ないな」と、人生の方向転換については腹をくくることができました。

後々、たまたまタイトルに目が止まって購入した本が、
「才能の見つけ方、育て方 大好きなことをやって生きよう!」という、
図らずもまた、本田健さんの執筆本だったのですが、
人生を変えるタイミングの6つのサインについての説明があり、
いろんな兆候を無視して突っ走っていると、
大きな転機の出来事につながることがあると説明されています。

大きな転機に遭遇すると、はっきりわかるという利点はありますが、
精神的ダメージがかなり大きいです。場合によっては、
回復にもかなり時間がかかってしまいます。
風邪症状に早めに対応しておくと軽症で済むけれど、
無理して放っておくと、重症になってしまうのと似ています。

それならば、センサーを研ぎ澄まして自分自身とよく向き合い、
心の声をよぉーく聞いて、早めに転機の兆候をつかみ、
行動へと変えていくことは、とても重要になってきますね。

ところで、このブログ主催者の立松さんも、
アメブロのメッセージで、仰っておられるのですよね。
『あらゆる出来事はプレゼントでありサインです。』
時間とエネルギーを浪費しないで、霊的成長の機会をつかみましょう!と。
その効果的で簡単な方法として瞑想を勧めて下さっています。

霊的成長のきっかけとして
心のバージョンアップもお薦めしています。

執筆 たなか きょうこ


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