覚悟すべき未来

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11月9日のアメリカ大統領選の結果が
判明してから数日が経っても、
世界の混乱は収まるどころか
激しさを増すばかりだ。

そしてその混乱の原因となった、
アメリカ大統領選のドナルド・トランプ氏
当選の原因について
毎日のようにメディアの報道では
様々な論評がなされている。

ここでは両候補の勝敗を分けた原因に
ついてではなく、今回の結果が起こった
今の世界がどこに向かって行こうと
しているかについて書いていきたい。

みなさんもご存知のようSNSの普及により
急速に世界をグローバル化の波が襲っています。

その影響で世界各地では様々な変化が
起こっています。

アフリカ、中東シリアではアラブの春に
代表される独裁政権の崩壊と混乱。

ヨーロッパではその混乱で被害を
受けた難民の受け入れ。

そして、今回大統領選が行われた
アメリカ社会ではかつて無いほどの
貧富の差がある。

この現実を先日放送されたNHKスペシャル
「シリーズ マネー・ワールド」の中で
貧困に苦しむ人が次のように語っていた。

「『グローバル化』によって低賃金の
発展途上国に労働を奪われ、
また安い商品が輸入され、
価格競争で敗れ、会社が破綻し、
仕事を失ったことで
今のアメリカの現状がある。」

私はこのグローバル化の流れで
イギリスのEU離脱、
アメリカ第一主義を唱える
トランプ氏のアメリカ大統領当選
が起こったと見ている。

そして、奇しくもこれと同じ状況を
私達は歴史で学で体験している。

約80年前、アメリカは我々の職を
奪ったのは日系人だと排斥を唱え
ドイツではユダヤ人排斥を訴える
アドルフヒトラーが総統となる。

アメリカ、ドイツでは移民や他民族を
排斥する政策が民衆の賛成を得て、
日本が国際連盟からは脱退する。

このように、国際連盟設立など
グローバル化へと進もうとした
世界が一変して保護主義へと傾き出した。

そして、その先に待っていたのは
1000万人以上と言われる
死者を出した第二次世界大戦があった。

世界のリーダを自負してきた
夢の国アメリカ。
しかし、その実態は貧困に喘ぐ
国民がリスクを承知でドナルド・トランプ氏を
選択せざるを得なかった現実。

その状況が独裁者アドルフ・ヒトラーを
正当な選挙で選んだ
あの80年前のドイツ国民の状況と
重なってしまう。

現代最高の知性と言われ
著書「21世紀の未来~
未来の人類から見た世界」
の中で数々の予測を見事的中させた、
ジャックアタリ氏も今回の
アメリカ大統領選挙の
結果に対して警鐘を鳴らしている。

数年後、いや1年後には
私達は予想もしなかった
現実の中にいることを
覚悟しなければならない。

執筆 小川俊次


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