何一つ永遠に約束された事などありません。
ひと昔前までの常識など、全く信用に値しませんし、
こうしておけば安心、というような事はないのです。
物質界においてのシステムというのは存在しますが、
それすら今は危ういですし、
それに縛られる事は、健康を害しかねません。
たった一つ信用に値するものがあるとすると、
それは、自分自身です。
他人がなんと言おうと、
自分で、これ、と判断し、
真っ直ぐに、見つめ続ける事が出来る人は、
バタバタと、余計な力を使いません。
風に乗るように、自然に上昇、進行を、続けられます。
あちこちに、自分の愛情を与え続けられます。
その事すら当たり前で自動的なので、
見返りなど求めてもいないのです。
本来、誰もがこうだったのです。
しかし、現代の人間は、
心に余計な不安を煽る情報と、
複雑になったシステムで悩ませる頭と、
さまざまな、毒で弱った身体を抱えています。
何時にも増して、
心を掃除しないと散らかりやすいですし、
氣をつけて、食べるものを選ぶべきでしょう。
ある程度慣れて来ると、自動的になりすぎて、
サボるのが人間です。
自然に触れると、本能的にその事に氣づきます。
だから、心が洗われた感じを受けるのです。
ドン底だと思うとき、それを最後の場所だと思うのか、
出発点にするのか、それは、自分自身にかかっています。
自分を信じるというのは、
受信能力でもあって、
どう受けとるか、で答えも変わります。
そして判断する自由が、大人にはあるのです。
この素晴らしい自由を、大いに行使するべきなのです。
絵&執筆 島貫めぐみ